『オトナブルー』の首振りダンスでTikTokを席巻し、日本から世界へと飛び出した4人組ユニット「新しい学校のリーダーズ」。
彼女たちは今や、アメリカ・ロサンゼルスを“第2の故郷”と呼ぶまでに深く根を下ろしています。
なぜ彼女たちはLAに特別な想いを抱くようになったのか？ その理由を探ることで、海外進出の裏にあった戸惑いや挑戦、そして彼女たちの成長を垣間見ることができます。
- 新しい学校のリーダーズがLAを“第2の故郷”と語る理由
- 『オトナブルー』がTikTokで世界的に広がった背景
- 日本とアメリカの観客の違いがもたらした成長の軌跡
⇒ 「なぜ新しい学校のリーダーズは海外で受け入れられたのか？」圧倒的熱量と個性が生むLAファンの熱狂ぶり
新しい学校のリーダーズが“LAは第2の故郷”と語る本当の理由
デビュー当初は、日本を拠点に活動していた新しい学校のリーダーズ。
そんな彼女たちが「LAは第2の故郷」と語るようになった背景には、深いつながりと転機が存在しています。
それは単なる滞在地ではなく、アーティストとしての自分たちを見つめ直し、再定義する場所でもあったのです。
音楽プロデューサーとの出会いが人生を変えた
「88rising」という音楽レーベルの存在が、彼女たちのLAとの絆を深める大きな要因となりました。
このレーベルはアジア系アーティストのグローバルな活躍を後押しする存在として知られていて、新しい学校のリーダーズもここでプロデューサーたちと出会い、自分たちの音楽やパフォーマンスに対する新たな視点を得ることができたのです。
⇒ 新しい学校のリーダーズの結成理由と海外の反応は？契約している「88rising」とは？
「自分たちの個性をそのまま武器にしていい」と言ってくれる存在に出会ったことは、彼女たちにとって衝撃的な体験でした。
LA滞在で芽生えた「帰ってきた」と感じる居場所
何度もLAを訪れるうちに、彼女たちは次第に「ここに戻ってくるとホッとする」と感じるようになったと言います。
言葉が完全に通じなくても、音楽とダンスがあれば人とつながれる——そんな体験をLAで何度も重ねたことが、「第2の故郷」と思える理由のひとつです。
文化も価値観も違う中で、自分たちを理解しようとする人々の温かさは、彼女たちにとって日本とはまた異なる安心感を与えてくれたのです。
『オトナブルー』が世界でバズった理由とTikTokの影響
新しい学校のリーダーズの代表曲『オトナブルー』は、SNS時代における音楽の拡散力を象徴する存在となりました。
その特徴的な「首振りダンス」は、TikTokを中心に世界中へと拡がり、彼女たちを一躍グローバルな注目の的へと押し上げたのです。
このバズには偶然以上の必然と、綿密なセルフプロデュースが隠されていました。
⇒ 新しい学校のリーダーズはオトナブルー・首振りダンス・ライブ・紅白・CMで活躍した2023年を振り返ろう！
首振りダンスがSNSで拡散、グローバルデビューのきっかけに
『オトナブルー』の首振りダンスは、どこかレトロでありながらクセになる動きが話題を呼び、瞬く間にTikTokで模倣動画が増殖しました。
特に海外のインフルエンサーたちがこのダンスを取り上げたことで、日本国内だけでなく、韓国、アメリカ、ヨーロッパと波紋が広がっていったのです。
この現象がきっかけで、彼女たちは「日本発のガールズパフォーマンスユニット」として世界的に認知されるようになりました。
コロナ禍での葛藤と、バズを実感した瞬間
『オトナブルー』がTikTokで火がついたのは、まさにコロナ禍真っ只中。
⇒ 新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」TikTokで人気！首振りダンスでハミ出していく〜
ライブ活動が制限され、ファンとの直接の接点が失われる中で、「私たちの存在はどう伝えられるのか？」という葛藤も抱えていたそうです。
しかし、ある日海外のTikTokerから「この曲を踊ってみた」という動画が届き、それを見たメンバーは「こんなにも遠くの誰かに届いているんだ」と実感し、涙が止まらなかったと語っています。
初の海外フェスでの驚きと涙——“私たちを知ってくれていた”喜び
海外での初パフォーマンスに緊張しながらも、胸を弾ませていた新しい学校のリーダーズ。
その舞台は、アジア系アーティストが一堂に会する注目の音楽フェス「88rising’s Head In The Clouds」でした。
予想を遥かに超えるリアクションが、彼女たちの心に深く刻まれる体験となったのです。
歓声に包まれた88risingフェスでのパフォーマンス
初めてステージに立った瞬間、すでに観客が彼女たちの名前を叫んでいたといいます。
「日本のアーティストがここまで知ってもらえているなんて…」という驚きと共に、観客の一体感やコールアンドレスポンスが、まるで日本のライブのような感覚を呼び起こしたと語っています。
「言葉を超えて、私たちのエネルギーが伝わった」という実感が、彼女たちの表情にも明確に現れていました。
AG! Calling [LP] – 新しい学校のリーダーズ [Analog]【Amazon】
日本文化がアメリカで受け入れられたことへの感動
『オトナブルー』の昭和歌謡風なメロディや制服姿のパフォーマンスなど、日本独自のスタイルを崩さず挑んだフェス出演。
それでも現地の観客たちは、手拍子をしリズムに乗り、彼女たちの世界観を心から楽しんでいたといいます。
「日本文化が、ここまで自然に受け入れられていることが嬉しい」と話す彼女たちの目には、涙が浮かんでいたそうです。
アメリカと日本で異なる観客のリアクションとは？
新しい学校のリーダーズは、日米それぞれの観客と向き合う中で、文化の違いによるリアクションの違いを肌で感じてきました。
しかしその違いは、彼女たちのパフォーマンスに新たな視点と自信をもたらしています。
それぞれの反応には個性があり、どちらも彼女たちにとって大切な「答え」になっているのです。
自由で素直なアメリカの観客と相性抜群の理由
アメリカの観客は、感情表現がとにかくストレートです。
「すごい！」「クール！」とその場で声に出し、体を大きく使って反応してくれる観客に囲まれることで、彼女たちもより自由にパフォーマンスができたと語ります。
抑えずに楽しさを共有する文化が、新しい学校のリーダーズの型破りでエネルギッシュな表現と見事に噛み合ったのです。
言語の壁を越えて伝わる「日本語の遊び心」
彼女たちの楽曲は、基本的に日本語で歌われていますが、アメリカの観客はその響きやリズムを純粋に楽しんでくれます。
歌詞の意味を完全に理解しなくても、「面白い言い回し」や「語感のリズム感」にリアクションが返ってくることがあるそうです。
「言葉が通じなくても、音楽と遊び心はちゃんと届く」——この確信が、彼女たちの表現力をさらに自由にしていきました。
新しい学校のリーダーズ、LAと『オトナブルー』に込めた想いのまとめ
日本から飛び出し、LAという新たな舞台で自分たちの存在意義を確かめた新しい学校のリーダーズ。
その過程で『オトナブルー』は、ただの楽曲を超えた“彼女たちの象徴”として世界へ響いていきました。
彼女たちがLAを「第2の故郷」と語る理由には、音楽と人との出会いが生んだ奇跡の連続があったのです。
『オトナブルー』は、昭和歌謡と現代的なビートを融合させた唯一無二の楽曲。
⇒ オトナブルー歌詞を考察！原曲はザ・昭和で、背伸びしたい年頃を表現？
⇒ オトナブルー元ネタ〜和田アキ子・山口百恵・山本リンダ〜似てる曲から考察！！リーダーズSUZUKAの18番は？
日本の懐かしさと、新しい自分たちの挑戦が見事に重なったこの曲は、LAでの活動を通じて世界中の人々の心に届いていきました。
そして、その裏には「自分たちを信じて、表現し続ける」という強い覚悟があったのです。
今後も彼女たちは、LAと日本という2つの“故郷”を行き来しながら、「誰かの心に響く何か」を探し続けていくでしょう。
それが音楽であれ、ダンスであれ、言葉であれ。
新しい学校のリーダーズの挑戦は、これからも続いていきます。見守っていきたいと思います。
新しい学校のリーダーズ結成10周年記念公演
【宣誓 ～個性や自由ではみ出し10年～】千葉・幕張メッセ 9-11ホール
2025年7月19日(土)
開場 15:30 / 開演 17:00ローソンチケット最速先行START🎟️https://t.co/YCZOXWeKBf
受付期間:4/8(火)12:00~4/15(火)23:59 pic.twitter.com/E3xd9xslBv— ATARASHII GAKKO! – 新しい学校のリーダーズ (@japanleaders) April 8, 2025
引用：X（旧ツイッター）
- 『オトナブルー』で世界的ブレイクを果たした新しい学校のリーダーズ
- LAとの出会いが自己表現の幅を広げる転機に
- 88risingとのつながりがグローバル活動を加速
- 「音楽とダンスで通じ合える」体験がLAを第2の故郷に
- TikTokでのバズはセルフプロデュースの結果
- 海外フェスでの歓声が自信と喜びに
- アメリカと日本、異なる観客の反応が学びに
- 言葉を越えた日本語のリズムが海外でも支持
- LAと日本を行き来しながら挑戦を続ける姿勢
