今回のプレバト水彩画は、名人10段の水彩画傑作を、現役美大生107人がランキング形式で順位を決めていきます。
その結果に、光宗薫さんや辻元舞さん、田中道子さんやこがけんさん、そしてナイツの土屋さんもビックリします。

いつも挑戦する側にいる名人10段の皆さんは、審査員の野村先生以外の意見が聞けて貴重な機会を与えられます。
今後の作品にどう影響していくのか、楽しみですね!
ということで、結果は↓こちらからご覧ください。
⇒ プレバト水彩画「名人10段ランキング」107人の多摩美生・武蔵美生ほかの査定!
プレバト水彩画ランキングの放送日時と出演者
- 放送日時:3月6日(木) 19:00〜20:00
- 放送局:TBS
出演者
MC:浜田雅功、アシスタント:清水麻椰(MBSアナウンサー)
挑戦者:こがけん、田中道子、辻元舞、土屋伸之(ナイツ)、光宗薫ほか
専門家ゲスト:野村重存(画家)
ランキング決定:現役美大生107人
今回は、いつもの対戦ではないので、現役美大生の1人が、「最後の晩餐と同じ技法を使われている」と目をつけた作品を想像しながら、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」について調べてみましたので、こちらを読んでみてくださいね!

レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」
最後の晩餐は、イエス・キリストがはりつけの刑に処する前に、弟子たちと最後の夕食会をしたことが作品になっています。
「最後の晩餐」は12使徒との最後の晩餐の様子を描いている
「最後の晩餐」(さいごのばんさん、伊: L’Ultima Cena, 略称 : Il Cenacolo)は、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品の一つです。
キリスト教の新約聖書のうち、マタイによる福音書第26章や、ヨハネによる福音書第13章等に記されているイエス・キリストと、12使徒による最後の晩餐を題材としたもので、「12使徒の中の一人(イスカリオテのユダ)が私を裏切る」とキリストが予言した時の情景が描かれています。
「最後の晩餐」の作者と画材について
「最後の晩餐」は、イタリア語ではL’Ultima Cenaとなります。
引用 ウィキペディア
- 作者:レオナルド・ダ・ヴィンチ
- 製作年:1495年 – 1498年
- 種類:壁画、テンペラ
- 寸法:420 cm × 910 cm (170 in × 360 in)
- 所蔵:サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院、ミラノ
レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』はフレスコ画ではなく、テンペラ技法を用いて描かれました。作業時間の自由度を優先したこの試みは、結果として絵画の急激な劣化を招くこととなりました。その背景と技法の特徴を解説します。
レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』の技法とは?フレスコ画との違いとその影響
レオナルド・ダ・ヴィンチの代表作『最後の晩餐』は、西洋絵画の歴史の中でも特に有名な作品のひとつです。
しかし、この作品は伝統的なフレスコ画の技法ではなく、テンペラ技法を用いて描かれました。フレスコ画と比べて時間の制約が少ないこの技法は、レオナルドにとって写実性を追求する上で都合がよいものでしたが、その選択は結果的に作品の急速な劣化を招くこととなりました。
ここでは、フレスコ画とテンペラ画の違い、レオナルドがこの技法を採用した理由、そしてその影響について解説していきます。
フレスコ画とは?壁画の伝統的技法
フレスコ画の特徴
フレスコ画は、古代ローマ時代から用いられた伝統的な壁画技法です。壁に漆喰を塗り、それが乾かないうちに顔料を塗り込むことで、壁自体が色を吸収し、長期的に保存できる絵画となります。
フレスコ画のメリットと制約
メリット
• 壁と一体化するため、長期間の保存が可能
• 顔料が漆喰に浸透することで鮮やかな発色を維持できる
制約
• 漆喰が乾く前に描かなければならず、作業時間が限られる(約8時間以内)
• 重ね塗りや描き直しができないため、一発勝負の技法となる
• 使用できる色彩に制約がある
このような特徴から、フレスコ画は計画的かつ迅速に描く必要がありました。
レオナルドがフレスコ画を避けた理由
フレスコ画では実現しづらい写実表現
レオナルド・ダ・ヴィンチは、光と影の細かい変化や繊細なグラデーションを駆使することで、よりリアルな表現を追求しました。しかし、フレスコ画の技法では、漆喰が乾くまでの短時間で仕上げる必要があり、細かい陰影や微妙な色彩の変化を表現するのが困難でした。
『最後の晩餐』で採用された技法
レオナルドは、時間の制約をなくし、より精密な表現を可能にするため、乾いた壁の上にテンペラ技法を用いることを決めました。本作では、まず白黒で陰影を描き、その上から色を重ねる手法を採用しています。これはフレスコ画ではほぼ不可能な技法であり、より立体的でリアルな人物描写を目指す彼の意図が反映されています。
テンペラ技法とその影響
テンペラ技法の特徴
テンペラ画は、卵、ニカワ、植物性油などを溶剤として顔料を混ぜ、木の板やキャンバスに描く技法です。卵を使用せずに油を主成分とした場合は油彩画となります。
テンペラ画のメリットとデメリット
メリット
• 作業時間に制約がなく、細かい描き込みや重ね塗りが可能
• 描き直しができるため、より精密な表現が可能
デメリット
• 湿度や温度変化に弱く、壁画には適さない
• フレスコ画と比べて耐久性が低い
『最後の晩餐』の劣化の原因
レオナルドは、テンペラ技法を壁画に適用するため、乾いた漆喰の上に薄い膜を作り、その上に描く方法を試みました。しかし、この方法は湿気に弱く、ミラノの気候も相まって、絵画は短期間で劣化してしまいました。完成からわずか20年後の1510年頃には、すでに顔料の剥落が目に見えるほど進んでいたことが記録されています。
プレバト水彩画・現役美大生107人が名人10段の作品をランキング決めする?「最後の晩餐」について・まとめ

今回のプレバト水彩画は、名人10段の水彩画傑作を、現役美大生107人がランキング形式で順位を決めていくという形式で、いつもの違う流れになります、
まだ内容がわからないので、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」のような構図だといってい美大生に焦点をあて、「最後の晩餐」について調べてみました。
伝統的なフレスコ画ではなく、より自由な表現を可能にするテンペラ技法を用いて、「最後の晩餐」は描かれました。
しかし、壁画には適さないこの技法を採用したことで、完成からわずか20年足らずで急速な劣化が始まり、ダ・ヴィンチの革新的な試みは絵画表現の可能性を広げるものでしたが、一方で保存の難しさという課題も残しました。
この技法は、ダ・ヴィンチの芸術へのこだわりと、当時の技術的限界を示す象徴的な例となっていて、今回はその作品の技法に似た作品が目に留まったと言うことで、誰の作品であるのか興味が出ました。
結果は↓こちらからご覧ください。
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