人はどんな時に幸せを感じるのでしょう?その場の状況や自分の置かれている立場によって、その幸せ度が増していき、年代別にも幸せを感じる瞬間が違うことが、アメリカの心理学者の調査でわかってきました。
とても興味深い内容で個人差はありますが、60代から幸せを感じる人が急激に増えていることから、仕事しているかしていないかの違いが関係していることが統計上わかってきました。
年代別の幸せの在り方について
10代から20代へいくうちに幸せ度は下がり、30代で少し浮上し、40代で少しだけ下がり、そして50代は横ばいでほぼ変化なく、60代から徐々に幸せ度が増してきています。
これは、10代の時は学生時代の人が多く、学びと遊びで生活が充実していて、将来に夢を持っているので幸せを噛みしめている状態にいると言えます。
そして20代になるとほぼ就職したり、結婚して家庭に入ったり、自営業をついで仕事しながら社会の厳しい状況を少しずつだけど知ることになり、苦痛な気持ちになることが多くなります。
30代に入ると仕事にも慣れ、何となく要領がつかめてくるので、トラブルも初期段階での対処ができ、貯金も溜まってきてプライベートも充実し、気持ちを少しずつ浮上していくことができます。
40代に入ると周囲に既婚者が増え始め、女性の場合は30代に結婚していれば、40代は子育ての時期になり、仕事と育児を両立させていくので、以前よりも体への負担はかかり、幸せを噛みしめる余裕がなくなってきます。
また男性の場合も、仕事は益々大変な時期になり、家に帰れば家族が待っていて休む暇なく家事の手伝いをしている人もいて、自分の自由な時間が取れなくなり、気持ちは少しずつ落ち込んだ状態になります。
それが50代でもまだ続いていて、60代に入り退職目前になってくると第2の人生のことを考え始め、自分の趣味を復活させたりして気持ちに余裕が出てきます。
以上のように全て生活していくためのお金が関係していて、10代ではまだ親に養ってもらっているので、お金の心配はしなくて良いですが、20代から退職するまでは働かなければいけない人もいて、幸せを感じる時間が減ってしまうようです。
しかし60代になると退職金や年金など、お金が入ってくることが多くなり、朝から晩までやっていた仕事から解放され、人間関係でもあまり悩むことが少なくなり、自然に生活を楽しむことができるようになります。
年代別では、どんな時に幸せを感じますか?
10代 何か発見があった時
20代 自分には何ができるか追求した結果、それを他人に認められた時
30代 仕事と遊び、健康などとバランスがとれている時
40代 自分の置かれている環境やその意義がわかった時
50代 社会貢献や感謝の気持ちが芽生えた時
60代 社会貢献や感謝の気持ちが芽生えた時
以上、50代・60代はほぼ同じ意見で、10代から見ていくと、10代はいつも何か新しいことを見つけては走り回っていて、それに出会えた時に確かに幸せを感じるようです。
20代は社会人になり、自分のやってきたことを誰かに認めてもらった時に、自分はやればできるんだという気持ちから幸せを感じ、益々やる気が出てきます。
30代は仕事にも慣れてきて、プライベートや健康面にも気を遣うようになり、バランスがとれていることに幸せを感じるようになります。
40代は自分の置かれている立場や、その意義とするものがわかってきた時、自分はしっかりやっている、これを続けていけば大丈夫だと納得できた時に幸せを感じます。
そして50代・60代は、社会にとって何をしていけば良いのか?また周囲の人への感謝の気持ちから、穏やかな気持ちになり、幸せな気持ちに浸ることができます。
まとめ
年代別に見ていくと、人生の歴史、年輪的なものが見えてきて、関心の持つポイントが変わってきているので、やはりどこにでも幸せは潜んでいて、それを自分で見つけ出して行ければ、人は誰でも幸せになれることがわかりました。
幸せの形は人それぞれ違いますが、思い通りの生活がおくれていれば、幸せということになるのでしょう。
まずは感謝の気持ちを忘れずに、時間を大切にしながら生きていければと思っています。
今この時間は2度と訪れないので、大切にしていきたいですね!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。