骨粗しょう症などにならないように骨の役割には、老化防止効果も潜んでいることが、最近の研究でわかってきました。
高齢者だけではなく、若い人達にも骨の持つ役割が強く影響していることがわかり、骨を強くして若さを保ち続ける方法があるので、一緒に見ていこうと思います。
スクレロスチンの異常発生
25歳なのに80代の骨量しかない人がいることが、骨量検査でわかり、重度の骨粗しょう症が発覚しました。
健康な20代が、骨量減少になってしまった原因には、スクレロスチンという「骨の細胞が出す物質」の異常発生が背景にありました。
骨の仕組み
骨は常に作り替えられていて、大人では3~5年で全身の骨が入れ替わります。
これは新しく強い骨を維持するという目的で、疲労骨折などしないように防ぐためです。
骨の中にいる骨を壊す「破骨細胞」と、骨を作る「骨芽細胞」により、新しい骨を生成しているのです。
しかし、この2種類の細胞の作り替えバランスが崩れてしまうと「骨粗しょう症」になり、骨密度がスカスカ状態になるのです。
スクレロスチンからの指令
骨細胞は、骨の量が増えすぎないように、スクレロスチンの指令により、骨を作る「骨芽細胞」の数を減らしていきます。
スクレロスチンには重要な役割があるのですが、指令が出過ぎてしまうと、骨量が減ってしまい逆効果になることもあるのです。
運動が若さを保つ秘訣
いつもダラダラした、骨に衝撃がかからない生活を続けていると、骨細胞がスクレロスチンをたくさん出し、その結果「骨芽細胞」の数を減らして、骨の生成ができなくなっていくことが研究でわかってきました。
運動をしないで、一日中座ってデスクワークしている生活を送っていると、スクレロスチンが大発生して、知らないうちに骨粗しょう症が進行している可能性があります。
毎日の適度な運動と、バランスの良い食事で、健康と若さは保たれるのです。
まとめ
年齢関係なく骨粗しょう症になることを知り、計画的な運動や食事が大切だということがわかりました。
3年〜5年で、骨が新しく作り替えられているということなので、丈夫な骨を作るためには、骨に刺激を与えていくことがベストであり、骨は記憶力、筋力、免疫力、精力を支配している重要な役割を持っていて、若さの秘訣は健康だということがわかりました。
少しずつ骨に良いことを見つけて、実践してみようと思います。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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