スタジオジブリの最新作「君たちはどう生きるか」が、映画界に新たな風を吹き込んでいます。
従来の宣伝手法を一新し、その斬新なアプローチが話題となりつつ、興行収入100億円の大台を目指しています。
今回は、この作品がどのようにして100億円の目標に挑んでいるのか、その背景と今後の展開について考察してみたいと思います。
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「君たちはどう生きるか」の斬新な宣伝手法とは?
「君たちはどう生きるか」は、スタジオジブリが単独で出資し、これまでの映画宣伝の常識を覆す「宣伝ナシ」の手法を採用しました。
公開前の情報としてはポスター1枚のみを公開し、その他の情報は一切公開しないという、これまでとは一線を画した手法です。
スタジオジブリが宣伝費全てを出資したことにより、多分経費削減も視野に入れていたのではないかと思います。
この斬新なアプローチは、情報量の多い現代社会に向けての意見も含み、勝負をかけたものだと捉えられ、映画ファンからは新鮮な驚きと、その結果を見守ろうとする大きな注目を集めました。
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『君たちはどう生きるか』にベックリンの『死の島』という絵によく似た風景が出てきたけど
実は『風立ちぬ』にも同じ絵が一瞬出てくる糸杉は死者を天に送る意味があって、海外の墓地によく植えられている
ベックリンは死の島を何枚か描いていて、3枚目の死の島はヒトラーが所有していた事で有名 pic.twitter.com/CIGBfrgC3Y
— 肉赤子ちゃん🫐 (@chigatarinee) July 24, 2023
引用:ツイッター
興行収入100億円の目標に達成できるか?
公開初の4日間で21.4億円の興行収入を記録し、「千と千尋の神隠し」を超える大ヒットスタートを切りました。
しかし、公開2週目に入ると、その達成に対する疑問の声も上がり始めました。
それは2週目の興行収入は、初週の約49%に落ち込んで、これは「すずめの戸締まり」の17%や、「風立ちぬ」の16%、「崖の上のポニョ」の22%と比較すると、大きな下落率となるからです。
このような状況から、今後も興行収入がこの水準で下がり続けると、100億円突破の目標達成が難しくなるとみられています。
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トロント国際映画祭の作品に選ばれたことで、期待できることとは?
以上のような不安要素のある中で、邦画初となる「第48回トロント国際映画祭」のオープニング上映作品に選ばれ、期待できる話題も出てきています。
また、エンドクレジットに予告編に関する表記があったことから、今後予告編を公開して、テレビCMを放映するなど、より広範な年齢層に訴求する可能性も出てきました。
結局、その場その場の状況から対処することは視野にあり、いろいろな年齢層にアピールするために、映画の予告編やテレビCMを放映して、夏休みの家族層にも広く知ってもらえるように対処していくようです。
「君たちはどう生きるか」ジブリ新作が興行収入100億円の目標に挑む!まとめ
「君たちはどう生きるか」は、斬新な宣伝手法で話題を集めつつ、興行収入100億円の大台を目指しています。
しかし、その達成にはまだまだ課題が残っていて、今後の展開については、映画の予告編やテレビCMを放映など導入して、より広い年齢層への訴求などが期待されます。
ちょうど夏休みで、家族の時間を映画館で過ごしたいと考えている家庭もあると思います。
ファミリー映画としては、受け入れられるのかはわかりませんが、ジブリの新作アニメなので期待は大きいですね?^^
100億円の壁は、意外と大きいのかも?