着衣着火の対処として、アメリカ発の対処法が消防庁では呼びかけられていますが、 止まって、倒れて、転がって!(ストップ、ドロップ&ロール)は、1人でもできる対処法なので、取り入れていきたいと思います。
栃木県宇都宮市の芸術大学で、女子大学生(21)が作品制作中に、鉄板を切断する鉄板切断カッター「グラインダー」から出る火花が、衣服に引火して「着衣着火」の事故が起きてしまいました。
「表面フラッシュ現象」により、一瞬で衣服に燃え広がり、対処できないまま帰らぬ人となってしまいました。
こうした事態を未然に防ぐために、「ストップ、ドロップ&ロール」の周知徹底を消防庁では呼びかけています。
着衣着火の対処 止まって、倒れて、転がって! 調理中の対処法
調理中は、服の裾や袖が、ガスコンロの炎に接しないように注意しましょう。
冬はマフラーやストールなどしていたら、必ず外して、ガスコンロの周辺にあるものを取る時には、一度コンロの火を止めてから取るように、こまめな配慮が必要です。
調理中に火力を調整して、鍋などの底から炎がはみ出さないようにしましょう。
防炎用のエプロンやアームカバーを使って、調理中の着衣着火を予防するのが良いでしょう。
着衣着火の対処 止まって、倒れて、転がって! 火がついてしまった場合の対処法
もし衣類に火がついてしまった場合は、まずは冷静になりましょう。
着衣着火の対処法の「ストップ、ドロップ&ロール」を実践してみましょう。
絶対に走らない! 慌てて走ってしまうと、燃え広がり逆効果です。
- ストップ!( 止まって) 火の勢いを大きくさせないために、まずはその場に止まってください。
- ドロップ!( 倒れて) その場でうつ伏せになりましょう。(火の付いた部分を床に押し当てる)
- ロール!( 転がって)左右に体を揺さぶり、付いた火を揉み消します。
火の勢いを大きくしないために、まずは停止します。
そして隙間をできるだけ少なくするために、火の付いた部分を下にして倒れ、その時顔を両手で覆うようにして、やけどしないようにします。
調理中の服装についても、配慮することが大切です。
着衣着火の対処 止まって、倒れて、転がって! 東京消防庁からの着衣着火防止ポイント
引用:東京消防庁
調理中は、マフラーやストールなどは外し、裾や袖が広がっている服を着ている場合は、特に炎に接しないように注意しましょう。
コンロの奥に、物を置かないようにしましょう。
コンロの周りは、整理整頓しましょう。
鍋などの底から炎がはみ出さないように、適切な火力に調整しましょう。
カセットコンロなどは、取り扱い説明書をよく読んで、正しく使いましょう。
金属製の湯たんぽは、直接火にかけると危険なので、正しい使い方をしましょう。
着衣着火の対処 止まって、倒れて、転がって! 和歌山県和歌山市
ガスコンロを使用中、コンロ越しの作業は大変危険です。火を消してから行いましょう。
仏壇のロウソクに火をつけて、お供え物などをする時は、手元にも十分注意しましょう。
火を使う時は、袖、裾の広がった衣服はなるべく避けましょう。
燃えにくい素材(防炎製品)のエプロンや割烹着、パジャマなどを着用するようにしましょう。
もし着衣に火がついてしまった時には、大声で助けを求めてください。
また、衣服を素早く脱げる場合は、脱ぎ捨ててください。
近くに水があれば、水をかぶって消火してください。(コップや花瓶の水も含む)
近くに水がない場合は、走り回ることをしないで、地面に火を押し付けて消しましょう。
火が消えたら、119番へ通報しましょう。
⇒ 着衣着火の事例 芸術大学学生が作品制作中に衣服へ引火し、着衣着火の事故
着衣着火の対処 止まって、倒れて、転がって! 北海道千歳市
調理する時は、燃えにくい防炎加工されている、エプロンやアームカバーなどを使用するようにしましょう。
ガスコンロなどの機器を使う時は、マフラーやストールなどを外すようにしましょう。
裾や袖が広がっている、着火しやすい服は着用を避けましょう。
着衣の表面が起毛していたり、炎が燃え広がりやすい素材の衣類は、「表面フラッシュ現象」を引き起こしやすいので、十分に気をつけましょう。
⇒ 着衣着火の原因になりやすい素材とは? 「表面フラッシュ現象」を未然に防ぐ
鍋などの底から炎がはみ出さないように、適切な火力に調整しましょう。
ガスコンロの奥には、調味料などを置くのはやめましょう。
ガスコンロの火をつけたままにして、コンロ越しの作業はやめましょう。
もし着衣に火がついてしまったら、素早く脱げる場合には、着火した服を脱ぎ捨ててください。
脱げない場合は、すぐに水で火を消してください。
周囲に水がない場合には、ストップ、ドロップ&ロール(止まって、倒れて、転がって)を行ってください。
これは、アメリカの消防士たちが考えて、日本でも徐々に広まりつつある対処法です。
アメリカでは、ストップ、ドロップ&ロール(止まって、倒れて、転がって)という言葉をキーワードに、子供の頃から着衣着火への対処法を教育しています。
着衣着火の対処 止まって、倒れて、転がって! 1人でも対処できるよ まとめ
消費者庁によると、「脱ぐ・叩く・水を掛ける」ことが大切だとしていて、水道、流しにある洗い桶、浴槽、花瓶の水、飲み物など、近くにある水で消火を試てくださいと言っています。
また、ストップ、ドロップ&ロール(止まって、倒れて、転がって)という、アメリカ発の火消し法もあるので、もしもの時には慌てずに、冷静かつ迅速に対処していきたいですね。
恐怖から走り回ったりすると、逆効果なので、気をつけましょう!
落ち着いて対処することが、命を守る早道です。
気をつけていきたいと思います。
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水同様、期限が切れていて慌てて購入しました。やっぱり入替も気にかけている方が良いですね!
少しずつでも準備して、気持ちにゆとりができると、安心して日々を楽しめると思います。
いつ起こるかわからない自然災害に、怯えて生活するよりも、災害時に備えていつも通りの生活をおくれると良いですね!
まずは、身の回りのチェックから始めてみましょう!