2011年3月に乳がんの告知をされてから、2年の間に2度の再発を経験し、主治医に右乳房の全摘出をすすめられ、初めて医師の前で涙を見せた、元おニャン子クラブの生稲晃子さん。
家族にもひどくあたった時期もありましたが、全摘出をして笑顔を取り戻しました。
ある保険会社が主催された講演会へ出向き、講演会で直にお話を聞くことができました。
その時の内容をご紹介しようと思います。
乳がんで右乳房全摘手術 長い長い闘病生活
2010年は仕事が忙しくて、婦人科検診を受けませんでした。
2011年1月21日に知人にすすめられて、人間ドックを受け乳がんが見つかったのです。
結果は異常ありだったので、再検査(エコー)を受け3月30日に、主治医からがんの告知を受けビックリしました。
しかし右乳房にあった腫瘍は、8ミリほどの小さなもの(ステージ1)で、5月6日に右乳房温存手術を受けて、腫瘍だけを摘出したのです。
2011年3月11日に東日本大震災があり気持ちが沈んでいましたが、当時5歳になる娘さんに生稲晃子さんから、がんのことを説明されました。
乳がんで右乳房全摘手術 放射線治療を開始
放射線治療やホルモン治療を受け、5年間薬を飲み続けたそうです。
更年期のような症状も重なり、また副作用で子宮の大きさが通常の3倍になっていました。
1年後に検査してがん再発の告知を受け、9月10日に局所再発した腫瘍の切除手術(乳房温存手術)を受けています。
乳がんで右乳房全摘手術 更年期症状が重なり
更年期障害特有のホットフラッシュの辛さも重なり、いろいろと対処されたそうです。
用意したのは、タオル、扇子、汗拭きシート、保冷剤、ペットボトルケースでした。
メンソールタイプの汗拭きシートは爽快になり、100均の扇子は熱くなったらあおいで重宝したそうです。
取っておいた保冷剤をペットボトルケースに入れて、夜寝ている時に体を冷やしました。
更年期障害にもかなり悩まされていたようです。
乳がんで右乳房全摘手術 がん再発の告知受け家族にあたる
2013年11月6日に右乳房の細胞診検査を受け、11月15日にがん再発の告知でショックを受け、主治医の前で泣いたそうです。
家族に辛くあたり、精神的にとても辛かったのです。
しかしそこから脱却することができたのです。
「右胸にありがとう・・・
そしてさようなら・・・」
乳がんで右乳房全摘手術 再び乳房温存手術を受ける
2013年11月25日に、以前と同じく電気メスの音と、皮膚の焦げた匂いに恐怖を感じながら手術を受けました。
そして12月26日の乳房全摘出手術前に、娘さんと一緒に近くの銭湯に行きました。
鏡に映った自分の体を見て、とても複雑でした。
まるでジェットコースターにでも乗っているような感覚でした。
12月26日に右乳房全摘手術のために入院しました。
そして翌日27日に右乳房全摘同時再建術(ティッシュエキスパンダーの挿入)を受けました。
右乳房を取り除いた後に、一時的に再建して同じような膨らみを造る手術もしたのです。
この手術は家計にやさしく、とても経済的で100万円位かかるところが3割負担で受けられました。
乳がんで右乳房全摘手術 年越しと新しい年を病院で迎える
年越しそばや、おせち料理の写真を見せていただきましたが、シンプルながらも工夫されていて、とても美味しそうでした。
年を越せる幸せを感じ「元旦になったら笑顔になろう!」と決めたそうです。
全摘出から徐々に体力も回復していき、切った部分を自分で確認できる日がやってきました・・・が、勇気が出なくて娘さんに確認してもらいました。
娘さんは小さいながらも芯がしっかりしていて、顔色一つ変えずに確認してくれたそうです。
そして「切った後があるね~~」としか言わなかったそうです。
次の日意を決して、自分で確認してみました。
手術の傷跡があり、乳首と乳輪が消えていました。
そして、31歳の若さで亡くなったお母さんに、心の中で「ごめんね」と謝ったそうです。
毎年、定期検診をちゃんと受けていれば、もしかしたら右乳房を失わずに済んだかもしれない・・・という思いからだったと思います。
乳がんで右乳房全摘手術 2014年1月4日に退院公表
年末年始を病院で過ごし、1月4日に退院しました。
それから3ヶ月はとても痛みがひどく、しかし家事も仕事も頑張ったそうです。
仕事は、東海テレビ「スイッチ!(火曜日)」やフジテレビ系「直撃LIVE グッディ!(水曜日)」に今もレギュラー出演していて、乳がんについて公表後は、講演会活動も積極的に行っています。
6月頃から、エキスパンダーに食塩水を入れ始め、10月26日に右乳房再建手術(シリコンインプラントの挿入)のために入院し、翌日手術を受けました。
そして29日に退院し、ホルモン治療を継続し、11月10日に「女性自身」で初めて、がん闘病経験を公表しました。
乳がんについてアップしている人のブログを読んでは、随分励まされたそうです。
それから自ら、乳がんについての検診の必要性について伝えていこう!・・・と、講演会活動を始めたそうです。
乳がんで右乳房全摘手術 免疫力アップの方法
生稲晃子さんより、免疫力アップ法を教えていただきました。
1. 寝る前に1杯の水を飲むこと
2. 笑うこと
3. 深呼吸すること
笑うことについては、会場内の皆んなで声を出して大笑いしました。
微笑んで口角を上げるだけでも効果があるそうで、このNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が増えることに寄って、癌に立ち向かうための免疫力が増えるそうです。
1回笑うことで癌細胞が100個消滅するということなので、、笑ってみる価値はありそうですね?
乳がんで右乳房全摘手術 元おニャン子生稲晃子闘病生活 まとめ
普通の状態を保つことの大変さと、全てに感謝しながら生きるという目標をもって、命の大切さを実感しながら、自分に出来ることをやっていく・・・
この講演会に参加できて、本当に良かったと思います。
生稲晃子さん、ありがとうございました。
そして陰ながら応援しています。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。