今日は手荒れについて書いてみようと思います。
女性の大敵、冬になると急に増える手荒れ、指先のパックリ割れや、手の甲のひび割れ、考えただけでも嫌ですよね?
以前、学校給食の職場に従事していた私は、調理棟に入る前には必ず、シャボネットと呼ばれる石鹸で手と腕の途中まで洗い、その後は細菌を寄せ付けない逆性石鹸を付けて擦り込んでいました。
おかげで冬は手が荒れ放題、ハンドクリームでは間に合わない状態でした。冬になると悩みの種の一つでした。
今もカフェをやっているので、水回りの仕事からは離れられなく、水仕事の後は必ずハンドクリームや皮膚科の薬を塗っています。
では、なぜ手荒れになってしまうのでしょう?
手荒れの原因は、水仕事だけではないそうですよ。実はスマホの操作やパソコンのキーボードをたたくだけでも、指先の手荒れを引き起こすそうです。
とってもビックリなことですが、97%の人がスマホやパソコンの操作で手荒れになっているというデーターがあるようです。
今年(2018年)1月に1000人の女性に調査したところ、95%の人が手荒れを起こしていました。
手荒れについて疑問に思っていることについて、専門ドクターの野村皮膚科医院の院長先生が答えてくれました。
1.食器を洗う時は、お湯を使うのはNGですか?
お湯は水よりも、皮膚の脂をとってしまうので、あまりオススメはできないみたいですが、36~37℃くらいのぬるま湯だったらOKみたいです。
皮脂が溶け出す温度が40℃からなので、37℃くらいまでであれば大丈夫ということで、冬の洗い物が助かりますね?
2.水仕事をしていないのに、なぜ手荒れになるのですか?
最近インフルエンザが流行っているので、その対策としてアルコール消毒をすると、皮脂がとれてしまい手荒れを起こすそうです。
よく病院の入口やスーパーの入口にも設置されている消毒液ですが、細菌を寄せ付けないということに関しては大変良いのですが、手荒れを加速させているみたいです。
その他、新聞や雑誌などを読む時に、ページをめくるだけでも手の脂を取ってしまっていて、これも手荒れの原因になっているみたいです。
自転車やバイク、外を歩くだけでも冷たい風が手の甲にあたり、手荒れになってしまうので、手袋をするのがベストみたいです。
3.自分に合うハンドクリームは、どのような物を使えばいいですか?
ハンドクリームは水仕事や指先を使う仕事の後と、他にはいつ塗るのが効果的なのでしょう?
それは、夜寝る前が良いみたいです。それもハンドクリームを塗った後に綿の手袋をすると、保湿効果もありしっとりと皮膚になじむ感じで良さそうです。
他にはただクリームを塗るだけではなく、その時マッサージを施すと効果的みたいです。
ハンドクリームの量は、人差し指の第一関節くらいで、手の平と手の甲全体に付け、こすらずに優しくマッサージしていきます。
右指と左指を交互に合わせて、動かしながらマッサージして、その後に指を1本1本伸ばすようにマッサージしていきます。
ハンドクリームの種類は、150種類以上あるので、症状によって選ぶ必要があります。
ひび荒れやあかぎれなどは、抗炎症系ハンドクリームが良く、中に配合されているグリチルリチン酸が、しっとり効果をもたらすようです。
他には尿素系ハンドクリームもしっとりとしますが、あまり常用していると、角質の層が薄くなり、皮膚が弱くなってしまうので、ある程度症状が軽減してきたら、保湿系のハンドクリームに変えていったほうが良いということでした。
だいたい販売されているハンドクリームは、全体の半分以上が保湿系ということで、最近はハンドクリーム界のトレンドとして、ヘパリン系が人気で浸透率が凄いみたいです。
ちょっと使ってみたいですね?
ハンドクリームの種類も豊富になり、購入するのにちょっと悩みますが、自分に合ったクリームを選ぶことができるので良いと思います。
しかし、スマホやパソコンの操作で手荒れになるということを知って、皮膚って思っていた以上にデリケートなんだということがわかり、自分の中での新たな発見となりました。
世の中には、まだ自分が知らないことが沢山あることを知り、もっと掘り下げて調べてみたくなりました。
今度薬局に行った時は、まずハンドクリームコーナーを見てみたいと思います。
コメント