整形手術を受ける韓国の芸能人は2人に1人と言われていて、プチ整形が流行っている日本では整形する人は100人に1人とまだ少なく、容姿で職が決まってしまう韓国では、顔の醜さが深刻な社会問題にまでなっています。
2015年に美容整形手術の施術が行なわれた韓国は、世界で3位ということで、アメリカが最も多かったというデータに驚きました。
アメリカは食生活で肥満になる人達が増え続け、健康のためにスポーツジムへ通ったり、美容整形外科で余分な贅肉を落とす手術を受ける人の割合が多かったので、顔の整形だけを考えると韓国が多いということになると思います。
韓国では女子中高生も整形を受ける?
韓国でオーディション番組が行なわれた時に、オーディションへの出場を目的にしていた女子中学生が美容整形を受け、その後美容整形をする年齢層も年々若くなってきています。
最近は美容整形をしたことを公表する芸能人も出てきていて、以前は整形したことを隠している芸能人がほとんどだったので、整形に対する見方が時代によって変化していることを感じます。
美貌を保つ秘訣は「エステと整形」ということはわかっているけれど、その美しさを維持していくためには費用がかかるので、貧困世帯にはなかなか厳しいものになります。
外見だけで差別される
冒頭でも述べましたが、就職活動をする時の条件として「顔」は必須となっていて、韓国では学校でも職場でも差別やいじめがあるようです。
帰国子女の整形していない韓国人女性が、街を歩いていると「ブスブス」と知らない人から言われたり、友達に相談してみたら「そんな顔してるからだよ」とバカにされたりしたそうです。
成績優秀のため家庭教師のアルバイトを始めてみたけれど、バイト先の子どもの親に「顔が気持ち悪いから、頼むのはやめます」と断られたそうです。
以前住んでいた国ではそんなこと言われたことが一度もなかったのに、韓国では「顔」重視のようで深刻な社会問題になっています。
就職のために整形
韓国は失業率が高く就職活動が厳しいので、履歴書の写真から苦労してしまいます。
写真映りが悪いだけで、履歴書をいろいろな会社に何枚送っても書類審査で落とされてしまうのです。
結婚するために、お見合い写真を撮っても、写真映りが悪かっただけで実際会う前に断られることがあり、そのため整形せざるを得ないのが現状です。
学生の時から就職活動するために、長期休暇中に整形する学生がいて、新学期には顔が変わっているということは珍しくないようです。
ネットの検索窓に韓国を入れただけで・・・
試しにネットで以下のことを検索してみました。
「整形 就職率」で検索
柔道整復師就職率100%、接骨院、スポーツトレーナー、整形外科、病院の就職が・・・
作業療法士・理学療法士の専門学校 ・・・
以上のように、日本では整形というと整形外科関連のサイトが出てきて、整体師や理学療法士の就職について説明されています。
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就活のために整形! 顔採用がまかり通る!整形大国・韓国の実情
韓国には「就職整形」という言葉もあり、若者の失業率が高く就職競争が激しい中で・・・
以上のように、韓国で整形と就職率を検索すると、就職するために整形しなさい!と進めているような内容のサイトが出てきました。
まとめ
どうして韓国人は整形する人が多いのだろう?と思っていましたが、就職に不利ということがわかり、失業率も高いので生活していくためには整形するしかないということがわかりました。
整形して美しくなることは自分に自信が持て良いことだとは思いますが、貧困世帯で整形する費用がない家の人は、差別やいじめが行なわれていて、自分の置かれている環境を呪てしまいますよね。
自殺する人の数も少なくないようなので、大変な国だと思います。
生まれてくる体は選べないので、その人の個性として捉えてあげられれば、みんな幸せに暮らせるのにと思いました。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。