パンデミック(世界的大流行)の恐れがある、中国国内で感染が広がっている「新型豚インフルエンザ」で、中国の衛生管理の問題と、将来的なパンデミックの危機で、またも感染源である中国の在り方が注目されています。
中国と言えば2005年に鳥インフルエンザが大流行し、人にも感染して死亡者が多数確認されています。
今回の豚インフルエンザと鳥インフルエンザには、何ら関連性があるのか?また中国の衛生管理はどうなっているのか?大変気になったので調べてみました。
新型ウイルス「G4」とは?
新型インフルエンザウイルス「G4」の遺伝子は、2009年にパンデミック(世界的大流行)を起こした、豚インフルエンザ「H1N1」と同じ系統であることが研究から明らかになり、パンデミックに陥る要因が全て揃っていることがわかりました。
「G4」は年々増え続けて2016年以降は益々増え、豚から人間に感染して、気道の細胞内で急速に増殖する能力を持ち、流行りのインフルエンザワクチンを接種しても免疫はできないことが、研究の結果わかっています。
またも中国から広がりを見せ、新型コロナウイルスの様に世界中に感染していくのか、不安は尽きません。
研究チームはパンデミックのリスクを極力抑えるために、豚同士の感染の広がりを抑え、接触者の監視を強化するなどの対策を提案しています。
衛生面に杜撰な中国
中国では家禽の飼育数が150億羽近くと、世界の5分の1を占めています。
そして切り身の生肉の状態で売られているだけではなく、ケージに入った鶏や鳩、ウズラやアヒルが、食用として生きたままの状態で売られています。
鳥から同じ家畜として飼われている豚に感染し、豚の体内で毒性の強いウイルスに変異し、人間に感染していく・・・
つまり H7N9型の新型ウイルスは、鳥だけに感染する3種類のウイルスが集まってできあがっていて、ほ乳類の気道の細胞に結びつきやすい性質に変化し、鳥から豚を経由して人間に感染したという見方が強いのです。
大量な豚の死骸
中国上海市を流れる黄浦江で、大量の豚の死骸が漂っているのが見つかりました。
その数はなんと1万匹を超えていて、川が飲料水の水源となっているので、付近の住民を不安に陥れているのです。
死骸からは「豚サーコウイルス」が検出されたのですが、中国の衛生当局は人体に感染するウイルスではなく、水質への影響もないと説明していました。
1万匹を超える豚の死骸が、不衛生な状態で何日も川を漂い、上海から南西へ約100キロ離れた浙江省嘉興市から流されたと疑いの目が寄せられています。
長距離を漂流してきた豚の死骸が、病原菌を運んできたのではないかと・・・
本当に不衛生で、自ら病原菌をばらまいてしまっている国だということがわかります。
まとめ
2005年には中国青海省で、渡り鳥約6000羽が鳥インフルエンザで死に、家禽への鳥インフルエンザの感染も確認されたという実例があったにもかかわらず、相変わらず不衛生な放置をしているところが、今回の新型豚インフルエンザを発祥してしまった要因に思われます。
新型コロナウイルスも研究の過程からの流出と疑われているし、本当に反省することを知らない、学習能力がない中国国家の在り方に疑問を感じます。
大事になる前に早く対処してほしいと思います。
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