世界50か国以上から、提供要請を受けている日本の治療薬「アビガン」は、富士フィルム富山化学が開発した「抗インフルエンザ薬」で、肺のCT画像のアビガン投与前と後では、肺炎の症状の白い影が軽減していて、現在は日本と中国で服用されています。
アビガンについては以前にもご紹介しましたが、日本が誇る治療薬「アビガン」について、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
以前の記事は、こちらをご覧ください。
https://www.artwave7.com/2851.html
新型コロナウイルス治療薬
レムデシビル、オルベスコ、アクテムラ、アビガン、カレトラ、フサン、ヒドロキシクロロキン、回復者血漿、イベルメクチンなど9種類の治療薬が全世界であげられていますが、その中で成果を出している日本のアビガンは、肺炎の症状が軽減して退院する患者さんも多いことから、期待されています。
しかし副作用はやはり有り、動物実験では催奇形性を確認されていて、胎児に奇形を生じることがあるために、富士フイルムのホームページには、妊婦または妊娠している可能性のある婦人に投与することは禁忌とされています。
アビガンの成果とワクチン
患者300人中、軽症中等症が9割、そして重症の人が6割、アビガンを投与してから2週間後に症状が改善したと報告されています。
治療薬と同時進行で開発されているワクチンの存在も重要です。
ワクチンとは毒性を弱めた、無毒化した病原体を体に投与して抗体を作っていきます。
そして免疫を作ることにより、感染症にかかりにくくします。
天然痘での例
天然痘は、紀元前12世紀頃に流行り、20世紀だけでも3億人の死者がでました。
1796年にイギリス人医師のジェンナーがワクチンを開発し、8歳の男の子に投与しました。
それから200年経って、WHOは天然痘の世界根絶を宣言しましたが、未だ根絶にいたっていない状態なのです。
新型コロナの再陽性
天然痘は未だ根絶に至っていないという例もあり、気になるところは新型コロナで回復し、退院後の検査で陰性が出ていたのにも関わらず、再び時間をおき検査して、陽性反応が出てしまうことがあるということです。
日本で再陽性と診断された患者は10人、そして隣国韓国では173人にも上っています。
韓国の中央防疫対策本部では、体内に残っていたウイルスが活性化した可能性や、ウイルスの変異が起きたとして分析を急いでいます。
まとめ
日本の抗インフルエンザ薬のアビガンが、新型コロナの治療薬として全世界で効果的だと認められていることから、日本の医学の素晴らしさを再確認することができました。
どの薬にも必ず副作用は生じるので、それを考慮しながら投与していければ、患者数を減らしていくことはできると思います。
しかし一度陰性と判断され回復しても、再び陽性反応が出てしまっているケースもあり、今後が心配です。
風邪と同じく、ウイルスが人への感染に感染を重ね、体内で日を追うごとに活性化して威力を増しているとしたら、今現在よりも助かる確率が低くなると考えられます。
早く研究結果が出て対処していかなければ、天然痘と同じくいつまででも蔓延っている状態です。
安心できる生活はいつくるのでしょうか?
感染しないように、日頃から気をつけていくことが大切ですね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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