大河ドラマ「どうする家康」で、お市の娘・茶々を一人二役で北川景子さんが演じています。
茶々(淀殿)は、浅井長政とお市の長女と伝えられていて、自害した両親の仇である、秀吉の側室となったことには、ある事情がありました。
娘・茶々とお市の方の性格や、どのような生い立ちを歩まれてきたのかを探ってみました。
戦国の謎多き女性たちの生き様を、みていこうと思います。
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茶々(淀殿)の謎に満ちた生涯
茶々(淀殿)は1569年に生まれ、父は浅井長政、母は織田信長の妹・お市の方でした。
茶々の父が浅井長政だったのかどうかは、後で触れるところがあります。
茶々は名門の出でありながら、戦国の時代の混沌とした世界で、三度の落城を経験し、最後は50歳で自らの命を絶ちました。
彼女の生涯は謎と悲劇に包まれ、真実の姿を知ることができるのは、歴史の記録を紐解くことになります。
茶々の家族は、戦国時代の名門から成り立っていました。
父・浅井長政、母・お市の方、そして伯父・織田信長という、歴史上著名な人物たちに囲まれて育ちました。
しかしその生涯は、家族の影響もあってなのか、数多くの困難に見舞われました。
茶々は長政の娘ではない?
お市の方と浅井長政の間には、三人の娘がいました。
長女の茶々は、のちに豊臣秀吉の側室となり、次女の初は京極高次に、三女の江は徳川秀忠に嫁ぎました。
江は徳川家光の母となり、その血筋は現代の天皇家にも繋がっています。
ところで長女である茶々だけが、父親が違うという噂もあります。それはお市は、夫であった浅井長政とは再婚同士だったからです。
茶々は、お市が最初の夫との間に出来た子供のようで、その相手は未だ謎のままです。
茶々の性格と豊臣秀吉との関係
茶々は、一般的に「悪女」として描かれることが多いですが、それは一面的な見方に過ぎないのです。
彼女はプライドが高くて、自身の子・豊臣秀頼を溺愛していましたが、それは彼女の純粋さや愛情の表れであったとも言えます。
彼女の性格や行動は、彼女の背景や家族、そして豊臣秀吉との関係からも考える必要があります。
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引用:X(旧ツイッター)
茶々は秀吉の子を宿し、その結果、秀吉にとって大きな喜びであり、秀吉から深い愛情を受けたのです。
茶々の決心と覚悟
茶々(北川景子)は「悪女」として知られていますが、それは彼女の真実の姿ではなく、お嬢様育ちですが大変苦労されているのです。
親の仇である豊臣秀吉(ムロツヨシ)の側室になったのも、2人の妹たち(次女の初と三女の江)を守るために、嫁ぐことを決心したのです。
そのため妹たちは、優遇されて何不自由ない生活が出来たのです。
ここでも、家族思い、妹思いの姉であったことがわかります。
覚悟をもって行動した結果で、妹たちが幸せになれたのだから凄いですね!
茶々の母・お市の方は謎多き女性?
続いて、茶々の母親であるお市の方についても、触れてみようと思います。
お市の方は織田信長の妹として知られ、戦国時代に活躍した女性です。お市は浅井長政と結婚して、その後、柴田勝家と再婚しました。
彼女の人生は波乱に満ち、多くの歴史的事件に関与しています。
長政が信長に反旗を翻したため、長政夫婦は信長と敵対することとなります。長政の死後、お市の方は柴田勝家と再婚しますが、勝家もまた戦で敗れて、お市も一緒に自害しました。
お市の方の性格と容姿
お市の方は「戦国一の美女」とも称されて、その美しさは多くの人々に語り継がれています。
彼女の性格は気性が激しかったとされ、信長に対しても徹底抗戦の姿勢を見せました。
しかし、彼女には心優しく信心深い一面もあったのです。
お市の娘 茶々(北川景子)は謎多き女性・まとめ
茶々(淀殿)の人生は、謎と悲劇に溢れ、多くの歴史愛好者や研究者の興味を引いています。
彼女の存在は、「悪女」というレッテルで片付けられがちですが、その真実は、一筋縄ではいかない複雑さを持っています。
茶々のプライドの高さ、豊臣秀吉との深い絆、そして彼女が選んだ道は、彼女の純粋さや愛情、そして妹たちを守ろうという、信念の表れであったと考えられます。
戦国時代の荒波を生き抜いて、そして母のお市の方同様、自らの命を立つ生き様は、使命感の強さを持ち、いつまでも歴史の中で輝き続けているのでしょう!