AI(人工知能)は年々、私達の生活の中に浸透していき、社会へ進出してきています。
テレビやエアコンなどの家電も、アレクサにひと声かければ勝手に付けてくれるし、AIが導入されているパソコンで経理をさせれば、人間が3日かかる仕事も、ものの10分で正確にやり遂げてしまいます。
そして将棋や囲碁などでは、10手以上先を見越してさすことができるので、本格的に導入されれば、棋士もお手上げ状態だと思います。
今後のAIの活躍と、人間の仕事の衰退
後10年もすれば、人間と同じように仕事をこなす汎用型AIが生まれて、AI搭載ロボットが、レストランのウェイターや警察官や消防士、公務員や会計士などの仕事までこなすようになる可能性があります。
そして今はまだ考えたくありませんが、将来的には人間の仕事の8割はAIが取って代わる時代がくるのです。
その8割を仕事としている人達は、少ない収入で生活していくしかなくなります。
近未来図とは?
まるでSF映画にでも出てくるような近未来が、もうすぐそこまで来ているのです。
車道を走る車も、鉄道を走る列車も軽量に改良され、ドライバーが乗っていないタクシーが「タクシー!」と頭の中で思うだけで目の前に停車してくれ、行き先をAIに告げると、目的地まで最短で正確に送り届けてくれるようになるかもしれないのです。
医療界にも進出
今アメリカでは、AI搭載のロボットを使った臨床実験が進んでいて、医師の仕事の8割ほど代替できることを明らかにしました。
例えば、患者の症状や個人データ(年齢・性別・体重・病歴など)を入力するだけで、AIが病名を特定して適切な治療法を知らせてくれるようになります。
精密さが自慢の、何ミリ単位の手術をこなすAI搭載ロボットも開発されていて、有能な医師の技を持つロボットが手術をすることが普通になってきます。
AIロボットは人間の肉眼では発見できないような病気を見つけ出すことができるので、人間の医師よりAIに診てもらうほうが助かる確率も高くなります。
そしてAIが個人の遺伝子情報を分析し、それぞれの患者に合った薬を処方してくれるようにもなります。
手術をすることなく新薬だけで病気の大半が治せるようになるので、医師や薬剤師の仕事が減り、AI医療チームが代わって活躍することになるのです。
医師や歯科医師、整体師、薬剤師の他にも、ペットの健康状態を診る獣医師も必要なくなりそうです。
ペットにも優しい診療
高精度センサーがついた毛布のようなものでペットを包むだけで、診察が容易にできてしまうペットにも優しい診療が現実のものになります。
また家畜にも専用のセンサーがつけられ、その健康状態はデータで常に管理されるようになるので、遠隔診療も時間の問題のようです。
まとめ
将来的には人間の仕事の8割はAIが取って代わる時代がくるのです。
その8割を仕事としている人達は、少ない収入で生活していくしかなくなります。
SF映画にでも出てくるような近未来が、現実のもとになろうとしているなんて信じられない気持ちです。
鉄腕アトムを描いた漫画家・手塚治虫さんは、漫画の中で近未来を描いていました。
実際の世界を目の当たりにしたら、どんな気持ちでしょう。
全ての機械にAIが搭載され、頭で考えることで自由自在動かせるなんて、夢物語のようなバーチャルの世界です。
AI搭載のロボットが増え、生活が便利になる反面、仕事が2割しか残っていないことを思うと不安が募るばかりです。
10年後の世の中は、いったいどうなっているのか、仕事はどのように変化しているのか、人類はどのように進化しているのか気になるところです。
住みやすい世の中になっていることを願うばかりです。