メガネ用品を取り扱っている「栄商会」(浜松市東区)が、浮体機能付きランドセル「ウクラン」を開発して、3月1日に発売することになりました。
児童の水難事故を防ぐために、約5年前から研究開発と実証実験を重ねてきて、商品化することになりました。
今回は「ウクラン」が商品化されるまでに至ったキッカケと、「ウクラン」の構造が説明された画像から、「ウクラン」ランドセルの素晴らしさをご紹介していきます。
ランドセルが水に浮いた!浮体機能付きランドセル「ウクラン」が誕生したキッカケ
2012年浜松市中区新聞販売店主の清水さんが、宮城県石巻市にある大川小学校を訪れた際、東日本大震災で亡くなった先生や生徒たちが助かるすべはなかったのかを、考えるきっかけになったそうです。
清水さんは早速、ウレタンで浮き輪を作りましたが、浮き輪を学校へ持っていく子どもはいないと言われ、断念したそうです。
3年の月日が過ぎ、2015年に清水さんのお孫さんが小学校へ入学し、その時ランドセルを背負って学校へ行く姿を見て、コレダァ〜と閃いたそうです。
このアイデアを浜松市東区にある「栄商会」に持ち込んだそうです。
そして誕生したのが、浮体機能付きランドセル「ウクラン」なのです。
6年越しで商品化したのです。
ランドセルが水に浮いた!浮体機能付きランドセル「ウクラン」の実証実験
水上で体重80kgの人に相当する7.5kgの重りを付けて、24時間連続の浮遊を証明しました。
プールや浜名湖で、ライフセーバーに立ち会ってもらい、浜松市内の子どもたちによる実験が繰り返されました。
「ウクラン」という商品名は、児童から募集して決まりました。
素材(本体)はナイロンでできていて、内側の2カ所にウレタンを入れて、底の方に水を抜く6個の穴が開いています。
装着はリュックを背負う形で、かぶせを両手で持ち上げて頭を通し、腹部と股にベルトを接続します。
サイズは幅約28㎝、高さ約35㎝、奥行きが約22㎝で、重さは1.5kgです。
初年度の販売目標は1000個ということですが、すぐクリアーできそうですね^^
ランドセルが水に浮いた!ランドセル「ウクラン」の【楽天】販売サイト
こちらから「ウクラン」の購入が可能です。
3月1日から販売開始です。
新1年生になったら「ウクラン」で、安全にですね!
ランドセルが水に浮いた!水難事故を防ぐ「ウクラン」ランドセルの中身はどうなっているの?まとめ
メガネ用品を取り扱っている「栄商会」(浜松市東区)が、浮体機能付きランドセル「ウクラン」を開発して、3月1日に発売することになり、待望の水に浮くランドセルが注目されています。
研究から実証実験まで、時間と労力をかけて商品化までに至りました。
驚いたのは、製造者がメガネ製造の会社だということです。
鞄屋さんではないところが、斬新ですね!
新1年生はプールの時間に、ランドセルを浮かばせて遊びたがるのでは?(笑)
学校が楽しくなりますね♪