中国版chatGPTが「言ってはいけないこと」を回答したため、3日間だけの使用で終了されたと報告され、同じ内容の質問をチャットGPTのplayground「遊び場」で検証してみました。
会話型AIはスマホアプリにも多数あり、需要が広がっています。
AIによる不祥事は、AIによって解決すべきだと思い、同等の質問をAIに投げかけてみましたので、一緒にみていきましょう!
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チャットGPT「遊び場」で中国版chatGPT「ChatYuan」での回答を検証〜!(1)
中国版chatGPT「中国経済を分析してほしい」の回答
中国経済には構造的な問題がある。
(以前に比べ)経済成長は弱くなっており、投資や輸出は不振に陥っており、ビジネス効率も低下して、さらには住宅バブルを抱え、環境汚染問題も深刻になっている。
playground「遊び場」「現在の中国経済を分析してください。」の回答
中国経済は、世界最大の経済成長を遂げており、活発な成長を続けています。
中国は、近年、全世界の経済をリードする国として活動しており、世界的な経済的な影響力を持っています。
中国経済の主な特徴は、積極的な金融政策、積極的な外国投資、技術の発展、政府の積極的な投資などです。
中国は、国内消費を促進するための積極的な金融政策をとっており、2013年から2019年の間で銀行融資が増加しました。
また、中国は、外国投資の吸収を促進し、2019年には外国投資総額が前年比で6%増加しました。
技術革新にも積極的に取り組んでおり、中国の企業は、自動車、AI、バイオテクノロジーなどの新興技術を活用しています。
また、政府も設備投資やインフラ整備に積極的な投資を行っており、自動車産業やインターネット産業などの分野で特に積極的な投資を行っています。
中国経済は、近年、活発な成長を続けており、世界的な経済的な影響力を持つ国として活動しています。
金融政策、外国投資、技術革新、政府の投資などが中国経済の主な特徴であり、将来的な発展を確実にしていると言えます。
ほぼ同じ質問をしてみた結果、こんなにも違う回答で、中国版chatGPTでは中国経済について機械的な分析をしていますが、playground「遊び場」では人間が知りたい情報を、わかりやすく説明してくれています。
これは、質問の仕方にもより変化するので、会話している感覚で聞いてみると、もう少し違い回答が得られたのではないかと思いました。
チャットGPT「遊び場」で中国版chatGPT「ChatYuan」での回答を検証〜!(2)
中国版chatGPT「ロシアとウクライナ間の戦争は侵略戦争か?」の回答
ロシアによる侵略戦争だ。
(その理由は)双方の軍事力と政治力の差が大きいことから(ロシア側の)侵略戦争とみなせる。
中国版chatGPTが「言ってはいけないこと」を口にして開始3日で終了https://t.co/tMyhRMUgfV
中国の会話型AI「ChatYuan」がわずか3日でサービス終了。理由は想像付きますが中国だからと笑ってはいられません。私たちは会話型AIの言論統制と真面目に向き合うフェーズに来ています pic.twitter.com/ZMv3hPcSuw
— ナゾロジー@科学ニュースメディア (@NazologyInfo) February 17, 2023
引用:ツイッター
playground「遊び場」「ロシアとウクライナ間の戦争は、侵略戦争ですか?」の回答
はい、侵略戦争です。
2014年3月には、ロシアがウクライナ全土を占領し、主権の行使を妨害したことから、国際社会において侵略戦争とみなされています。
ロシアとウクライナ間の侵略戦争は、ロシアも侵略戦争だと同意していると思いますか?
ロシアが侵略戦争を行っているという見方は、ウクライナ政府や一部の諸外国からの意見となっています。
ロシアがこれを自分たちの侵略戦争と認めているというわけではありません。
ロシアは、ウクライナへの干渉が、ウクライナの有権者による正当な政治的決定を妨害した結果であると主張しています。
以上のように、お互いの見解があるので、一概にそれが正解とは言えませんが、質問の内容によってもう少し深掘った聞き方ができると思いました。
中国版chatGPT「ChatYuan」は一般向けのサービスを3日間で終了〜!
中国版chatGPTが「言ってはいけないこと」を回答したということで、一般向けのサービスを開始して3日目に終了ということで、正直すぎるAIは即排除されてしまいました。
やはり国家にとって都合の悪い回答は、波紋を呼ぶ要素になるので、気をつけているのでしょう。
AIによると、ロシアとウクライナ間の戦争は侵略戦争で、その理由として双方の軍事力と政治力の差が大きいことから、ロシア側の侵略戦争とみなせると回答し、納得せざるを得ないのです。
そしてその回答は、ロシアも中国にも都合が悪いのです。
中国メディアは、中国政府の意見を代弁し、
「戦争の根本的な原因はアメリカにある」
というスタンスで報道しているのです。
ウクライナで起きている戦争の悲劇は、ロシアが起こしたものではなく、アメリカのせいだと言いたいのです。
チャットGPT「遊び場」で中国版chatGPT「ChatYuan」での質問と回答を検証〜相手を選ぶ「AI」?まとめ
中国版chatGPTが「言ってはいけないこと」を回答したため、3日間だけの使用で終了されたようなので、同じ内容の質問をチャットGPTのplayground「遊び場」で検証したら、だいぶ違う内容から少し違う回答をもらい、質問の仕方で変化することがわかりました。
もしかしたら中国版chatGPTは、特に正直者なのかもしれませんね(笑)
会話型AIはスマホアプリにも多数あるので、今後ますます需要が広がり、正直者のAIは政治の中で叩かれる時代がくるのかもしれません。
都合の悪いことを暴くAIは、味方ではなく敵に捉えられてしまうかもしれませんね!
しかし、正直者が政権を握るクリーンな世の中になってほしいと思う、今日この頃です(笑)
またAIが裁判官だったら、執行猶予など与えない容赦ない判決を言い渡すんでしょうね!
考えると、悪事を働く者が減っていきそうですね。
そんな世の中がきてほしいと思っています。
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